便秘・夜尿症|宮前区宮崎台駅の小児科・アレルギー科なら|ゆうゆうこどもアレルギークリニック

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便秘・夜尿症

便秘・夜尿症|宮前区宮崎台駅の小児科・アレルギー科なら|ゆうゆうこどもアレルギークリニック

便秘について

便秘

こどもの便秘はそのままにしてしまうと、腸内細菌が乱れたり、排便がストレスになったり、食欲が低下したりなど、様々な悪影響がでてきます。また、長期間の便秘での浣腸処置は、こどもにとってトラウマになってしまうケースもあります。
便秘かな?と思ったら早めにご相談頂き、食事や生活指導と並行して薬物治療も行い、便秘を早めによくしてあげましょう。定期的な受診が必要になりますが、しっかりと一緒に治していきましょう。どの年齢のお子様でもお気軽にご相談ください。年齢ごとに指導や治療の仕方が異なりますが、しっかりと丁寧にご説明させて頂きますのでご安心ください。

小児の便秘には下記のような症状があります。症状が続く場合は、お気軽にご相談ください。

  • 排便の回数が少ない(週に3回以下、もしくは5日以上排便がない)
  • 便が硬い
  • 排便に時間がかかる
  • 排便時にいきむ
  • 排便時に痛みがある
  • 残便感がある

便秘についてとても分かりやすく説明されていますので、ご覧ください。

夜尿症(おねしょ)とは

夜尿とは、夜間睡眠中に無意識のうちに尿が漏れてしまうことです。5歳を過ぎても夜尿が月1回以上の頻度で3か月以上続いている状態を夜尿症と呼びます。
夜尿症があると自己肯定感が低下しやすく、心理面に悪影響を及ぼすことがあります。そのため、夜尿症かなと思った時は、そのままご家族で悩まれるのではなく、できるだけ早めの受診をして頂くことをお勧めします。

夜尿症の症状・頻度

夜尿症の症状は睡眠中に無意識で排尿してしまうというもので、通常痛みなどほかの症状は伴いません。しかし、心身ともに成長段階にある多感なこどもたちにとって、夜尿症があることは本人にとっても、ご家族にとっても大きなストレスであり、決して望ましくはありません。夜尿の頻度は様々で、毎日のように起こることもあれば、1週間に1回以下という場合もあります。
夜尿症の頻度は5歳頃で約15%程度、そして年齢が上がるごとに自然に症状は軽くなり、頻度は低下していきます。また、生活指導をはじめとした治療介入では、自然経過に比べて2~3倍も治癒率を高めることができると言われています。そのため、できるだけ早い時期でしっかりと受診して頂き、一緒に相談・治療を開始し、夜尿を克服していきましょう。
特に、小学生になって宿泊行事が始まる前に、しっかりと対処方法を学び自信をつけておくことが大切だと思います。

夜尿症の治療

生活指導が夜尿症治療の基本となります。生活指導のみで夜尿症が改善するケースも多々あります。生活指導では改善乏しい場合には、薬物治療やアラーム療法などを行います。
便秘を合併していることも多く、一緒に指導や治療を行うこともあります。

生活指導

規則正しい生活をする

夜間の尿量を減らす働きがあるホルモンは寝ている間に多く出るため、十分な睡眠が必要です。早寝、早起きを心がけましょう。また、就寝中に無理に起こしてトイレに行かせないようにしてください。決まった時間に食事を摂ることも大切です。

水分、塩分摂取などの見直し

夕方以降の水分、塩分、乳製品などのたんぱく質の取りすぎが夜尿の原因となることがあります。
水分摂取で大切なことは、朝から昼にかけてしっかり水分を摂り、夕方以降は摂取量を減らすということです。夕食を早めに摂り、夕食後から就寝まではコップ1杯程度の水分摂取にとどめましょう。

便秘の場合、しっかりと治療する

便秘は膀胱を圧迫し、夜尿の原因となっている可能性があります。便秘が原因で、昼間にも尿失禁をしてしまうこともあります。食物繊維を多く含む野菜、果物、豆類、イモ類を積極的に食べるように心がけ、便通を整えましょう。便秘が良くならない時は、しっかりと治療を同時に行いましょう(詳細は便秘の項目参照)

就寝前に排尿を済ませる

寝る直前に必ずトイレに行きましょう。また、布団に入って30分から1時間経っても寝付けない時はもう一度行きましょう。

寝ているときの寒さ(冷え)対策

体が冷えると膀胱が収縮して、膀胱に溜められる尿量が減ってしまいます。とくに寒さが強くなる秋から冬にかけて、しっかり対策しましょう。ゆっくりお風呂に浸かる、布団を温めておく、靴下や腹巻きで対策する、などが効果的です。

薬物療法

生活指導を行っても症状が改善しない場合は、必要に応じて抗利尿ホルモン薬、抗コリン薬、三環系抗うつ薬、漢方薬などを使用した薬物療法を行います。当院では抗利尿ホルモン剤(デスモプレシン)や漢方薬の処方までの対応を致します。各種薬剤には副作用があり、注意点が御座いますので、しっかりと医師の指導を受けましょう。

夜尿症の診察の流れ

1

ご来院頂き、詳細な問診を聴取致します

お子様の身体所見などの診察も行います。排尿日誌をお渡しします。尿採取のための容器をお渡しします。

2

次回来院時、起床時尿をご持参頂き、尿検査を行います

排尿日誌の確認と、生活指導を行います。

3

尿検査の結果確認をします

生活指導にて、夜尿の頻度が改善したかどうかなどを評価し、今後の方針を相談します。

4

生活指導のみでは改善が乏しい場合は、尿検査の結果をもとに、薬物療法を開始します

当院では抗利尿ホルモン(デスモプレシン)や漢方治療など行います。それでもなかなか効果が乏しい場合は、精査やそれ以外の治療も検討してもらうため、専門医療機関へ紹介とさせて頂きます。

夜尿症の向き合い方

治療と並行して大切なことは、「起こさない」「怒らない」「焦らない」ことです。
就寝中に起きると睡眠リズムが狂い、夜間の抗利尿ホルモン分泌に悪影響を及ぼし、結果として夜尿の原因にもなります。また、夜尿があっても責めたりせず、治そうという気持ちをほめてあげてください。夜尿がなかった日にほめるよりも、寝る前にトイレに行くなど、水分の取りすぎないように我慢したなどの約束ごとが守れた時に、お子様が意識してできることをしっかりほめてあげましょう。夜尿は体の成長の問題です。「じきに治るもの」ということを本人に自覚させ、安心させてあげることも大切です。
私どもも、お子様が自信を持てるような声かけと指導をしてまいります。一緒に治していきましょう。