花粉症や気管支喘息・食物アレルギー・蕁麻疹などのアレルギー疾患を指摘された方、もしくはその疑いがある方、アレルギー検査をご希望される方はぜひ専門外来をご受診の上ご相談下さい。舌下免疫療法の開始のご希望の方も、以下の中から選択して検査を行います。
アレルギー疾患のご相談や処方の継続などは一般外来でも可能です。検査を行う場合は、時間を要するため、専門外来にご案内させて頂く事がありますのでご了承下さい。
(当院でのアレルギー検査)
〇プリックテスト
方法)皮膚にアレルギー抗原物質の液体を垂らし、プリック針という専用の針を出血しない程度に皮膚に押し付けます。約15分後に皮膚のアレルギー反応(膨疹と紅斑)を確認します。
特徴)痛みも少なく、実際の皮膚でのアレルギー反応を確認することができます。
舌下免疫療法(スギ・ダニ)を開始する前の検査としても行うことができます。
小さなお子様でも検査することが可能です。
※検査できるアレルゲン項目が限られるため、アレルギー相談の内容によっては他検査をご案内致します。
〇ドロップスクリーン検査
方法)指先に小さな針を刺して、微量の血液を採取します。ダニ・ハウスダスト・花粉などの吸入系統が19項目、食物系が22項目の合計41項目のアレルゲンを同時に検査することができます。
特徴)針を刺すのは一瞬で痛みはわずかです。採血が苦手なお子様から大人の方まで検査のストレスがほとんどありません。
注意点)
検査結果がでるまでに40分程度かかるため1日に1,2人までしか検査ができません。
検査のご相談をして頂き、まずは検査が必要かどうか検討致します。
保険診療で検査料は3割負担の方で4000円程度です。
※当院では原則6歳以上の方を対象に検査を行っております。
小さなお子様ではドロップスクリーン検査はお勧めしていません。理由としては、検査で反応が出た場合に、本来は食べられる食材を怖くなって食べられなくなってしまったりするからです。ドロップスクリーン以外の検査を検討致します。
〇血液検査:外部機関委託検査
方法)腕の静脈から血液を採取し、アレルゲンに対する抗体(IgE)の量を測定します
特徴)アレルギーの原因と思われるアレルゲンを絞って検査をすることができます。
アレルゲン活性を有するタンパク質(アレルゲンコンポーネント)を測定する事ができます。
注意点)IgEの値が高い場合、その物質にアレルギー反応を示す可能性が高いと判断します。ただし、IgEの値が低い場合でもアレルギーの原因物質であることもあり、評価には注意が必要です。検査結果がでるまでに4日~1週間程度かかります。